「ドルコスト平均法VS一括投資」の議論の答えは、全てココにあります

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前回の記事でドルコスト平均法は「気休め」ではなく「合理的」な方法だと説明しました。

ドルコスト平均法は「気休め」ではなく一括投資より「合理的」と言えるのではないでしょうか?

今回は、よく言われる「機会損失」なども含めて、詳しく説明していきます。



投資の前に預金の話(この問題を理解する上で重要です!)

あなたが大事な資産を運用で無くしたくないと考えるなら、元本保証の商品がベストです。

そのため、元本割れするリスクのある投資などあり得ない選択で、預金「合理的」な資産形成の「手段」です。

ここまでOKですよね?

で、少し話を変えます。

あなたは、まとまったお金(退職金など)を手に入れました。。そのお金を預金するとき、

「ドルコスト平均法(時間分散預金)」or「一括預金」のどちらを選択しますか?

何バカなこと言ってるの?と思われる方が多いでしょうね(笑)
(実はこの問題を理解する上でとても重要なことです)

当然、一回で預金しますよね。

“ちびちび”時間分散預金していれば、福利の恩恵が小さくなり、「機会損失」が出てしまいます。

そうなんです!リスク「0」なら、一括でお金を入れた方が100%お得です。

当たり前だと思いますよね?

バカにするなって?

でも、これが「一括投資」、「ドルコスト平均法」、「機会損失」を考える上でとても重要になります。



リスク資産への投資のお話し

リスク低めの商品(想定リスク10%)

期待リターン:3%、想定リスク:10%の商品に「一括」と「ドルコスト平均法」で投資した時の確率分布を比較します。
(ドルコスト平均法は計算を簡略化するため、毎月積立ではなく年間積立にしました)

600万一括投資vs毎年60万分散投資<10年保有>
10年リスク10

600万一括投資vs毎年30万分散投資<20年保有>
20年リスク10

600万一括投資vs毎年20万分散投資<30年保有>
30年リスク10


リスクが低い商品(元本保証に近い)であるため、山のピークは元本を超え、大負けの確率も低いです。
保有年数が増えると山が右側に移動して大勝の確率が高くなっています。

次に30年確率分布の四角の青線で囲んだ部分を見てください。この時、ドルコスト平均法は一括投資をしていれば得られたはずのリターンを無くしてしまいます。

これが「機会損失」です。

リスクが低い商品のため、傾向は元本保証商品に似ています。

そのため、リスクが低い商品なら一括投資した方が得なのです。

したがって、あなたがこれから始める株式投資、投資信託をリスクの低いものだと思うのなら、「一括投資」が合理的な意思決定と言えます。
(合理的な方法だとは述べていません)

しかし、株式投資ってリスクの低いものですか?

どれだけ分散して、リバランスして、リスクコントロールをしたとしても、リーマンショックのような大暴落も起こり得るリスキーなものではないでしょうか?


リスク少し高めの商品(想定リスク15%)

では、次にリスクを10%から15%に変えた場合の確率分布図を示します。その他の条件は全て同じです。

600万一括投資vs毎年60万分散投資<10年保有>
10年リスク15

600万一括投資vs毎年30万分散投資<20年保有>
20年リスク15

600万一括投資vs毎年20万分散投資<30年保有>
30年リスク15

先ほどに比べて、山が低くなって、左に移動してきました。
つまり、リターンが低くなる確率が高くなってきました。

これについての詳しい説明は、「ファンドの海さん」の記事を参照ください。

外部リンク:リスクは結果のバラつきだけでなく、やはり危険度を表している

もう一つ重要なことは、リスクの増加にともない「機械損失」小さくなりました。
しかも30年と投資期間が長くなるにつれて小さくなっています。

で、ドルコスト平均法がどういった役目をしているかわかりますか?


リスク高めの商品(想定リスク20%)

それではリスクを20%にして同じように確率分布を見てみましょう。
ドルコスト平均法の効果がより見えてくると思います。

600万一括投資vs毎年60万分散投資<10年保有>
10年リスク20

600万一括投資vs毎年30万分散投資<20年保有>
20年リスク20

600万一括投資vs毎年20万分散投資<30年保有>
30年リスク20

先ほどに比べて、山が低くなって、左に移動してきました。
つまり、リターンが高い確率が減って、リターンの低い確率が増加したのです。

そして、「機械損失」がほとんど無くなっています。(大勝ちの確率はドルコストも一括もどちらも同じように低い)

リスクが大きく成ればなるほど、元本保証商品(ノーリスク)と傾向が変わってくるのです。

ここで、「ドルコスト平均法」と「一括投資」を見比べてください。

「ドルコスト平均法」は「一括投資」の大負けの確率を右側に移動させて、山を大きくして、勝ちの確率を上げてくれているのです。



まとめ

投資信託などのリスク資産に手を出そうとされる方は、リスクを上げすぎてはいけない!と、学ばれたと思います。

そして、リスクを回避する方法として、国際分散投資やリバランスがあります。

しかし、それら以外にも、あなたが自然に行っている「ドルコスト平均法」リスクを低下させる「有効な手段」なのです。

決して「気休め」ではありません。

あなたが投資をリスキーだと思うなら、一括投資ではなくドルコスト平均法を選択すべきです。



おわりに

今回の記事でドルコスト平均法の有効性について説明しましたが、
本ブログで伝えたいことの「本質」はそこではありません。

既に「ドルコスト平均法」を利用されている方は大勢いるため、声を大にして言うことではないと考えています。

では、何が言いたいかというと、

それは「リスク」についての重要なお話です。

今日は長くなってしまったので、本当に言いたかった内容は次回に持ち越させていただきます。

長文のご愛読ありがとうございました。


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プロフィール

りあるむえ

Author:りあるむえ
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職業:会社員
住所:愛知県
twitter:@MuaythaiReal


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