「株価」と「景気」の差異の見極め方と、マスコミ情報との接し方|暴落の原因ってそれだけ!?

株取引


皆さんは、細野真宏という方をご存知ですか?

私が高校生だったころに、人気だった数学の参考書の著者です。1年で自身の偏差値を30から70に上げて、慶應義塾大学理工学部に進学したスゴイ人です。

実績からもわかるように最初から勉強が出来たわけではなく、数学の学習のコツを掴んで成績を上げることができたので、皆さんにもわかりやすく説明します、といった新しいタイプの参考書でした。

高校生だった自分は、この本の分かり易さを気に入り、全9冊買って勉強しました。と言っても私の偏差値は70にはなりませんでしたが(笑)

そんな彼が、ここ10年くらい前に出版した「細野真宏の世界一わかりやすい株の本 実践編」というのを見つけたので読んでみました。彼の書いた『「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書)』は、有名ですよね。

この記事タイトルは、その本の6章をそのままとってきました(笑)
今回は、その章の内容を紹介して、インデックス投資家としての自身の考えを述べたいと思います。


株価と景気の関係について

基本的に「日経平均株価」や「TOPIX」は「日本の景気」と連動して動きます。

「日本の景気」が良い時は「株価」は上がる方向に向かう
「日本の景気」が悪い時は「株価」は下がる方向に向かう

実はこの話は、あくまで”原則”であり「株価の動向」“市場の予測にすぎません。

そのため、実際の景気は良くなっているのに(市場が景気の悪化を予想して)株価が下がることもあります。


実例紹介

GDPの推移を表す「経済成長率」の2001~2004年の推移です。
年度2001年度2002年度2003年度2004年度
経済成長率-1.10%0.80%2.00%1.90%
(内閣府 / 実質ベース)

この表から2002年以降の日本の景気は順調に上昇していることがわかります。

ところが、「株価」は2003年4月に“バブル崩壊後の最安値”になるまで下がります。

バブル後最安値

本書では、これは “市場の予想が外れた典型的な例”と述べています。

「大手銀行の破たん」が噂され、
「イラク戦争」が起こり、
「SARS(新型肺炎)」が流行し、

この先、日本の景気は悪化すると予想されて、大量に株が売れました。
(当時、世界的に株価が下落しているので、同様の状況だったのかな?)

ところが、実際の景気は思ったほど悪くならなかったため、急いで株は買い戻されました。

しかし、多くのマスコミは「株価」=「景気」と信じ込んでいて、市場の予想に過ぎない株価の下落を安易に「国の政策」のせいにする傾向にあります。

そのため、株価が下がっている時には、今は「不景気!」、「国の政策に問題あり!」というニュースが流れ、その影響で消費が減少して、実際の景気も悪化します。

大手企業でも “バブル崩壊後の最安値”の2003年4月には、

保有株価の減損処理に伴う損失と株式資産の含み損が、企業業績を大きく圧迫したため、
大幅なリストラが行われ、設備投資の停滞の原因となりました。

このように、実際の景気は良くなっているのに(市場が景気の悪化を予想して)株価が下がり続けることで、結果的に実際の景気まで悪化してしまいました。


本を読んだ感想

なるほど、「経済は生き物」と言われる理由が少しわかった気がします。

でも、この本を読んで尚更、自分の投資方針って結構ナイスじゃないかな、と思いました。今日は少し長くなってしまったので、その話は次回にしようと思います。


本の紹介

今回の記事で説明したような「株価の推移」の原因を図、イラストを用いて分かりやすく説明してくれています。実例として新聞記事が紹介されていたり、ちょっとした実践演習があるところも魅力的です。
130ページと薄いところもナイスです。




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