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申告漏れ、罰金、支払いのため保険中途解約から無職へ

暗い感じ


所得税の申告漏れをして、その罰金を支払うために、積み立てた保険を中途解約して・・・その後、無職になった人の物語を今日は話そうと思う。本当にあった残念な出来事だ。


ある大きな湖の近くに小さな村があった。現在でも人口1000人未満で200世帯にも満たない小さな村である。その村には、明治初期から続く大工の家系があった。昭和40年頃、父から子へと代が受け継がれ、兄弟二人で自営業を営んでいた。
彼らは、木造住宅を得意とし、新築・建替え・増改築からリフォームまで幅広くこなし、休暇は年にお盆と正月だけという今では考えられない労働状況で働いていた。


最近のハウスメーカーの建てる家は、外壁も床材もユニットに同梱されて現場へ運ばれる。作業員はプラモデルを組み立てるようにそれらを組み付け、充電式ドライバーでボルトを締めれば完成という簡易なものだ。
このような状況でも、その兄弟は、鉛筆で図面を引き、カット・加工される前の木材を購入して、墨で印をつけ、鉋とノコギリで加工する昔ながらの大工だった。


忙しい毎日だったが、ある日、兄は弟に言った「俺たち大工に退職はない。でも、いつか体は動かなくなり、働けなくなるだろう・・・そのとき国民年金だけで生活していけるだろうか?」
弟が少し悩んでいる間に、兄は話を進めた「自分たちで退職金を積み立てる保険のようなものがあるんだ。毎月数万円を20年積み立てれば、払ったお金より多く戻ってくるんだ。」
それは返戻率120%程度の途中解約すれば元本割れする金融商品だった。


弟には二人の息子と娘がいた。彼は中学を卒業してすぐ大工になったことを後悔していたため、息子たちには、教養と学力を身につけさせるために大学に進学させたいと考えていた。
当時、経営も順調で子供達の大学費用を捻出できる状態ではあったが、それから働けなくなるまでに自分の老後費用を準備できるか?国民年金で生活していけるか?という不安はいつも持っていた。自営業者なら大半の人が一度は考えたことのある悩みの一つではないだろうか。彼らは直ぐにその保険に加入することにした。


それから月日は流れ、息子たちは県下でも有名な進学校に進み、その後、実家から遠く離れた地域へ一人暮らししながら大学へ通っていた。
その頃に事件は起こった。兄の家に税務署から電話きたのだ。税金の調査をさせてほしいいという依頼の電話が・・・。兄弟の顔は真っ青になり、血の気が引いていった。残念なことだが彼らには後ろめたいことがあったようだ。
数日後、税務署の職員が同時に兄と弟の家に現れた。彼らは携帯電話で連絡を取り合いながら、作業は一斉にスタートした。家にある引き出しを片っ端に開け、全ての書類に目を通し、自分たちの必要なネタを探し回る。まるで泥棒のようだった・・・。お目当ての書類を見つけて、彼らは嬉しそうに去っていった。その後税務署から「申告漏れ」を指摘され、本来払う以上の税金をペナルティーとして支払うことになった。兄弟で半分ずつ○千万の金を用意する必要があった。


弟は困った。息子を二人大学に進学させ、学費と生活費を仕送りしていて、手元にお金がほとんどない状況だった。彼は悩んだが、結局、退職金として積み立ててきた金融商品を解約するしか方法はなかった。当然満期(20年)に達していないため、元本割れしたお金を受け取り税金のペナルティーを支払った。(ペナルティーを払っただけで刑罰はない)
その数日後、兄弟は喧嘩をして、弟は中学を卒業して以来40年続けてきた大工の仕事を辞めた・・・。


なぜ?僕がこんな話に詳しいかというと、僕がこの話の登場人物の一人だからだ。
支払う義務がある税金を支払ないことは完全な悪である。僕の考えなどではなく当然のことだ。節税はしたい。でも税金は絶対に支払なければならない。


彼の過ちは当然申告漏れをしたことだが、キャッシュフローにも問題があったように思う。
一般的な家庭なら息子二人を親元から離れたところに住ませて大学に通わせれば、一時的に資産は激減するだろう。そして積み立てていたのは途中解約すると元本割れする流動性の低い金融商品だった
僕が偉そうなことを言える立場ではないが、万が一のことを考えて、流動性の高い場所にまとまった資産を置いておくべきではないだろうか?
本当に想定外のことが、お金がない時期に起こってしまった残念な物語であるが、子供を持つ父となった僕にとって忘れてはいけない物語だ。
お金は置き場所を間違えるとタンス預金より減ってしまうことがある。




この事件の後、彼は再就職して65歳の今でも元気に仕事を続けている。どうやら70歳まで働くようだ。それに老後のことはそんなに心配しなくてもいいと思う。あなたには僕がいるのだから。

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りあるむえ

Author:りあるむえ
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