投資信託の信託報酬(実質コスト)の差がリターンに及ぼす影響を「見える化」しました!

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皆さんご存知のようにインデックス投資家は低コストファンドが大好きです。
0.01%でも安いものを好みます。



何故か?



理由はいたって簡単



インデックスファンドは日経平均やTOPIXといった指数をベンチマークとして、これらに連動することを目指す投資信託のことです。したがって、基本的にはインデックスファンドの基準価額は指数と同じ値動きをしますが、コストの分、下方乖離します。



そのため、基本的には、同じ指数をベンチマークとするインデックスファンドの中で、もっとも低コスト商品を選べばリターンが最大となります。(この説明では、話を簡略化するために配当金やファンドの運用によるベンチマークからの乖離について考慮していないのでご注意ください)



では、ここで信託報酬(実質コスト)の差がリターンに及ぼす影響を「見える化」してみたいと思います。



「見える化」の材料として以下の先進国株式インデックスファンドを用います。

信託報酬(%)実質コスト(%)実質コスト- 信託報酬(%)
たわら0.2250.260.035
ニッセイ0.2000.290.090
SMTグローバル0.5000.540.040
外国株式インデックスe0.5000.540.040


各ファンドのリターンの推移を2015年12月21日を基準(初期値を100に設定)に、プロットすると以下のようになります。(各ファンド基準価額の引用先:モーニングスター


4ファンドリターン推移

各ファンドのベンチマークはMSCIコクサイ(円換算)なので、基準価額の推移が重なっていますね。これでは信託報酬(実質コスト)の影響がよくわかりません。



ここで、たわらノーロード先進国株式のリターンを基準にして、SMTと外国株式インデックスeのリターンを表示してみましょう。


たわら基準1

0.00%であれば、“たわら”と同じリターンということになりますが、グラフを見ると、SMTと外国株式インデックスeは下に傾いているのが分かります。これはSMTと外国株式インデックスeの信託報酬(実質コスト)が“たわら”より高い分、リターンが悪くなることを示しています。これにより、信託報酬が確実に長期投資のリターンを蝕むことがよくわかりますよね。



信託報酬が0.2%異なれば、10年でリターンは2%蝕まれます。したがって、1000万円一括投資した場合は、10年後には20万円の差が出ることになります。



■参考
参考に、ニッセイ外国株式のリターンを基準にして、たわらとSMTと外国株式インデックスeのリターンを表示してみましょう。

ニッセイ基準1


0.00%であれば、ニッセイと同じリターンということになります。2016年11月に、各ファンドのリターンが急上昇しているのは、アメリカ大統領選挙日に起こったニッセイのトラッキングエラー(このミスはニッセイが認めている事実です)が原因です。ニッセイはこのとき、一瞬で1年間の信託報酬に及ぶリターンを失いました。



でも、さすがですね。ニッセイは信託報酬が安いので、半年の月日を得て、ようやく外国株式インデックスeのリターンに追いついてきたようです。



それにしても、たわらノーロード先進国株式は絶好調です。設定初日以来ニッセイのリターンを0.352%上回っています。これはニッセイの信託報酬の約2倍になります。やはりマザーファンドの規模が大きい”たわら”の運用は上手くいっていると推測できます。



で、何に投資するか?


私ならiDeCoや積立NISAといった節税メリットがある制度を利用してコストの安いインデックスファンドを積立てることをお勧めしたいです。よろしければ以下の関連記事をご覧ください。


資産形成するならiDeCoや積立NISAでインデックスファンドをコツコツ積立てた方が米国株ETFオンリーより初心者向きじゃないかな

個人型確定拠出年金で25年間、元本保証商品を積立てると150万円以上節税メリットがあるってホントですか?



本記事の補足として、以下の記事を追加しました。

信託報酬(実質コスト)の差がリターンに及ぼす影響を評価するのに、なぜベンチマークではなく、たわら外国株式を基準にしたのでしょうか?との質問に回答します



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