たわらノーロード先進国株式の設定来の上方乖離は問題ないのですか?と菟道りんたろう氏から問われたので返答させていただきます

紙飛行機


昨日書いた以下の記事に対して、Twitterで菟道りんたろう氏からご指摘を受けました。

いつ「ニッセイ」から「たわらノーロード先進国株式」に乗り換えるの?今でしょ!


詳細は以下の通りです。




結論から述べますと、私は、“たわら”の設定来の上方乖離は問題ないと考えています。今日はこの点にフォーカスしてお話したいと思います。



さて、りんたろう氏が指摘している「たわらの設定来の上方乖離」とは何のことでしょうか?



恐らく、たわらの運用報告書1ページにある「当期中の基準価額と市場の推移」から判断されたものだと推測します。(他のブログでも話題になっていたと記憶しています)



これによると設定日の2015年12月18日から12月末までにベンチマークからの乖離は、3.4%になります。



では、他のMSCIコクサイ円換算をベンチマークとするファンドはどうだったのか見てみましょう。

ニッセイ外国株式たわら先進国株式SMT グローバル株式外国株式インデックスeMSCIコクサイ円換算(配当込)
2015/12/18(金)基準価額1259110000142121999891966877
2015/12/30(水)基準価額1264810286142782009391504447
騰落率0.45%2.86%0.46%0.48%-0.50%
ベンチマークからの乖離0.96%3.36%0.97%0.98%-



MSCIコクサイ円換算(配当込)の数値はたわらの運用報告書からの引用になります。この数値が正しいのであれば、たわらは3.36%(四捨五入すると、運用報告書と同じ3.4%)、他のファンドは約1.0%上方乖離していることになります。



さて、なぜこのように“たわら”だけ異常に上方乖離しているのでしょうか?理由は簡単です。たわらの設定日である2015/12/18(金)と2015/12/21(月)の基準価額が10000円と同じだからです。


ニッセイ外国株式たわら先進国株式SMT グローバル株式外国株式インデックスe
2015/12/18(金)基準価額12591100001421219998
2015/12/21(月)基準価額12298100001388219534
騰落率-2.33%0.00%-2.32%-2.32%



表から分かるように“たわら”だけ.2.33%上方乖離しています。これがなぜ起こったかは後から説明するとして話を進めます。



運用報告書は、たわらの設定日基準ですが、設定日と次の取引日の騰落率は異常なので、ここで、次の取引日である2015/12/21(月)を基準として、12月末との騰落率を見てみます。


ニッセイ外国株式たわら先進国株式SMT グローバル株式外国株式インデックスe
2015/12/21(月)基準価額12298100001388219534
2015/12/30(水)基準価額12648102861427820093
騰落率2.85%2.86%2.85%2.86%



たわらの設定日という1日を省くと、各ファンドの騰落率は約2.85%とほぼ一緒になりました。結局、たわらの騰落率が大きくなる原因は2015/12/18(金)と2015/12/21(月)の基準価額が10000円と同じだからです。



この原因については、たわら男爵さんが電話で確認済のようなので引用させていただきます。

質問1
たわら先進国株は、新規設定日とその翌日の基準価額が1万円で変わりませんが、なぜですか。

回答1
たわら先進国株は当初募集ではなく継続募集です。新規設定日は内部資金を投入して様子を内部観察していました。この段階ではマザーファンドは購入していません。
そのため、運用報告書では指数と乖離する結果になり、その後も長期間にわたって乖離が続いていますが、ファンドの規模が増えるにつれて乖離も解消していきます。
なお、このような運用方法は、インデックスファンドを新規設定する際には珍しくないものです。




これを読む限り、設定来の上方乖離はやむ得ないもので、今後自分がどのファンドを選択するか考える際に省いて考えても問題なし!と判断しました。(むしろ省いて考えるべきだと思います)



したがって、前回の記事では、上方乖離について触れていません。設定日ではなく、2015年12月21日を基準に考えています。



私が過去記事で述べたのは、ニッセイが認めている「トラッキングエラーがあったという事実」と「私は“たわら” に乗り換えます。という自らの選択」と「その理由」です。




まとめ


私が理解している事実は次になります。

・ニッセイは、アメリカ大統領選挙日に大きなトラッキングエラーを起こした
・たわらの実績コストは最安(Kenz氏の記事より)
・たわらのマザーファンドの規模はニッセイより大きい

私の推測、予想、思考は次になります。

・ニッセイは大きな下方乖離したので、ちょっと信用できない
・たわらの運用は上手くいっている気がする
・たわら男爵のたわら推しに影響を受けて、なんか“たわら”って、カッコイイ気がしてきた


でもって、ニッセイを中断して“たわら”を積立よう!となりました。はっきり言って結構シンプルなものです。投資するファンド選びに特段の拘りもないので、運用会社の思想とかより、自分がいいな~と思えるものを買う!家電製品を選ぶときと同じような感覚です。



でも、運用成績を見ながら、じっくり選択したい!とかニッセイの姿勢を評価したい!という考え方にも共感できます。自分の大切なお金を投資するので、自らが納得できるやり方で選ぶべきだと思っています。



今日は、私が“たわら”の設定来の上方乖離は問題なし、と判断した理由について説明しましたが、「納得できない」とか「誤りである」と思われる方がいらっしゃれば、コメント欄やTwitterで指摘していただけると助かります。



ただ、「インデックス運用の理解として不十分に思えます」というりんたろう氏の指摘は、その通りだと思います(笑)まだまだ投資初心者ですから。



余談


りんたろう氏から、ベンチマークからの乖離ではなく、たわらからの乖離を見ることについて「それに何の意味があるのですか?」という指摘を頂きました。


これについて、私は意味があると考えています。



過去記事を参照していただけると分かりますが、ニッセイのトラッキングエラーや信託報酬がリターンに与える影響が可視化されるからです。起こっている現象などを「言葉」や「文章」で理解するのは重要ですが、グラフなどで「見える化」して感じることは真の理解に通じ、新たな発見に繋がるからです。(他の人に無理に奨めていませんよ(*^^*)、私がいる世界ではこれが常識で、投資というものに対しても同様のことを自然に行っている、という話です)



インデックス投資をはじめた頃に、Myindexさんの資産配分ツールと同じ解を算出するツールを作ったことで、アセットアロケーションの考え方の理解が深まりました。



インデックス運用のリターンは「市場平均」と聞いて、さっぱりわからなかったので、自分でシミュレーションして確認したことで、インデックス投資の性質を理解するのに役立ちました。



どちらもインデックス投資の存在を知って、間のない頃にやったことですが、こういったことの一つ一つが自分の資産の大部分をリスク資産に投資するという「ちょっと怖い未体験の行為」を平然とやれる助けになっています。



だから、運用報告書を見て、疑問に感じたことは自分なりに考えてみる。納得できなければ運用会社に確認する。(今回はたわら男爵さんのお陰で必要ありませんでした)そういったことが「理解」を深めてくれるだろうと、インデックス投資初心者の私は考えています。



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コメント

No title

ご無沙汰しています。
相互リンクさせていただきました。

ツイッターでからまれて大変そうですが、ああいう失礼な人たちはあまり真剣に相手にしない方がいいと思いますよ。

Re: No title

たわら男爵さん

> ご無沙汰しています。
こちらこそです!(^^)!!(^^)!


> 相互リンクさせていただきました。
ありがたき幸せでござる。閣下。

> ツイッターでからまれて大変そうですが、ああいう失礼な人たちはあまり真剣に相手にしない方がいいと思いますよ。
ブログやツイッターで情報を発信しているので、質問、反論など大歓迎ですが、礼儀と筋を通すこと、互いに理解できる内容で有意義な議論をお願いしたいですね。

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格闘技が大好きな30代のおじさんです。
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