ゲームと一体化した男の話
- 2016/07/22
- 07:37
最近株価高騰などで有名な任天堂の「ポケモンGO」が日本で配信されるのを受けて、政府が注意喚起を行っているようです。
外部リンク:ポケモンGO政府が注意喚起「みんなへおねがい♪」
本当にあったゲームの恐ろしい話
私はゲームをやる機会はほとんど無いのだが、ゲームの恐ろしさを十分に知っている
「あの男」が教えてくれたのだ
「ゲームに取り憑かれた男」が
誰しもが友や恋人と青春を謳歌する10代後半に男は一人だった
彼は、毎日部屋に閉じこもり一人ゲームに明け暮れた
オンラインシューティングゲームに嵌っていた頃だ
彼にはいつも気になることが一つあった
ゲームをしている時に背景が見えることだ
とはいえ、壁一面のモニターを買うお金など無職の彼にはない
彼は悩んだ
どうすればゲームと一体化できるか・・・
そして彼は思い立ったようにユニクロに向かった
大きな黒いスウェットを買うために
店に到着して目的を果たすと
彼は急いで帰宅した
そして、直ぐに、部屋に向かい黒いスウェットを袋から取り出して
24インチのテレビにかぶせた
それから、彼は自分もスウェットの中に入った
ゲームの光しか見えない
あたり一帯は黒い壁に覆われている
待ち望んだ景色
彼はゲームに集中した
夜が明け、朝が来て、また夜が来ても彼はゲームを止めない
ゲームのスコアを他人に抜かれるのが嫌だからだ
寝れば抜かれる。彼は寝ることを恐れ拒んだ
食事は母親が運んでくるものを一日1回口にするだけ
七度目の夜が明けた日に彼は倒れた
そして、救急車で病院に運ばれ点滴を打ち眠った
翌日、退院した彼は家に帰り
また、ゲームと一体化した
アホだった
本当にアホだった
救いようがないほどアホだった
そんな彼も今では本屋の店員になり
立派に接客をこなしている
今のところ「本」と一体化する予定はないようだ
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